集中力をつけよう【1章】

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2021/10/25
2021/10/25
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あなたは集中力がありますか?今回は集中力の源『ウィルパワー』についてご紹介します!

皆様こんにちは。

突然ですが皆様はどれぐらい集中力を保つことができますか?

僕はせいぜい30〜60分が限界です。

ですが世の中にはアスリートのようにずっと集中力を保ったまま過ごす事ができる人もいます。

一体両者の違いはなんなんでしょう?

今回はそんな不思議な集中力についてほんの一部ですが触れて行きたいと思います。

そもそも集中力とは

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まず集中力を理解するためには脳の使われ方について少し理解する必要があります。

意識と無意識

人間は普段何かする時の行動パターンが2つに分かれます。

意識的に何かをするか or 無意識的に何かをするか

普段何気なくしていることに感じますが、実はここに今回のテーマ「集中力」の秘密があったのです。

まず人は無意識的に何かをする時、小脳と呼ばれる小さなもう一つの脳のような器官を使います。

小脳の役割は主に心臓や肺など内臓の働きを制御したり、体温調節、バランスを取るなど普段人が意識しなくてもなされていることをしてくれています。

次に意識的に何かをする時、人は前頭葉と呼ばれるおでこの奥にある部分を使います。

この部分は他の生物の脳と比べ人類が一番発達していて、何かを考えたり、感じたり、創造したりなど「人を人たらしめてる」重要な器官になっています。

普段皆様が何かに集中する時には、特にこの前頭葉が使われる事がわかっています。

そして人がこの部分を使う時に発生するもう一つ大事な概念があります。

それが今回のテーマの本質であるウィルパワーです。

ウィルパワーとは簡単に説明すると、思考の体力のようなもので、人が前頭葉を使う時に少しずつ消費されるようになっています。

そして人は何かを意識的にする時に集中していると感じるのです。

集中力の源

人にはウィルパワーと言われる脳の体力のようなものが存在しているとお話ししましたが、このウィルパワーがなくなるとどうなってしまうのでしょうか?

答えは簡単です。

ウィルパワーがなくなると集中することが出来なくなり、目の前の作業を進めることができなくなります!

この状態は(疲れた)と人が感じている時に必ずと言っていいほど起こっている現象です。

ではどうしたらこのウィルパワーを無くすことなく作業することができるのでしょう?

ウィルパワーがなくなってしまう原因

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ウィルパワーは人が意思決定をする時に消費されます!
チュンすけ

我慢する、考え事をする、実行する、決断するetc

行動ではなく思考することでウィルパワーを消費してしまうのです。

そしてウィルパワーには人それぞれ限界があります。

つまり使えるウィルパワーの量はそれぞれ人によって決まっていて、その限られた量をどう使うかが大事なのです。

ウィルパワーの無駄遣い

チュンすけ

このウィルパワーはどのように効率化して行くと良いのか?

ある学者の研究によるとウィルパワーは皆様が思っている以上に無駄遣いされていてそれを抑えることができるようです。

今回この記事では、数ある無駄遣いの中でもこれだけはしない方がいいと言われているものを紹介します。

それは決断を先延ばししてしまうことです!
チュンすけ

一体何故決断の先延ばしが良くないのでしょう?

人はウィルパワーがなくなるってくると意思決定ができなくなります。

これはごく一般的なことで誰にでも起こります。

そしてそのような状態の人は、決断する為に必要なウィルパワーが残り少ない、もしくは残っていない為に【決断を先延ばし】するようになる。

この状態は決定疲れと言われとても良くない状態です。

先延ばししている間、脳のウィルパワーは少しずつ消費され、集中状態ではないのに少しずつウィルパワーを消費してしまうのです。

するとウィルパワーを回復したいのにしずらくなってしまい、先延ばしする決断の数も多くなります。

スマホのアプリで言うと常駐アプリが沢山起動している状態ですね、、

つまり決断はその場でできるなら即決した方がよく、即決することで無駄なウィルパワーの消費を抑えることができるのです。

ウィルパワーの効率化

さて、ここからはみなさまがどのようにすれば限られたウィルパワーを効果的に使う事ができるかいくつか紹介しようと思います。

紹介の前に集中力について少し深く知る必要があるので少し遠回りしましょう。

集中力は案外続かない

チュンすけ

あなたはどれくらい集中状態を保つことができますか?

ある学者の研究によると人は訓練しない状態では集中状態を30分程度しか保てないことがわかっています。

これは人が大昔、大自然の中で生活していた過去と大きく関係しています。

なぜなら今のように自分達の身を守ることができない大自然の中では一つのことに集中すると危険な敵や事象をすぐさま認識することが出来ず、自らの身を守ることが出来ないからです。

つまり本来人は一つのことに集中できない脳の作りになっているということです!

集中できる限界

先程一般的には30分とお伝えしましたが、一部のアスリートや訓練を行った人たちはそれより長く集中状態を保つことができます。

ある学者の調査結果ではこう言った人たちは最大120分間集中状態を維持することができると言っています。

チュンすけ

あれ?意外と短いですね?あなたの周りにもっと集中できてる人はいますか?

常に集中している人たち

先程人の集中状態は120分が限界とお話ししましたが、あなたの身近な人にはもっと長く集中できている人がいるかもしれません。

チュンすけ

その人たちは一体どのように集中し続けているのでしょう?

答えは意外にも簡単です。

常に集中しているように見え短い集中状態と休憩状態を切り替えながら作業しているのです!

長い作業であればあるほど、その作業工程を分割しある程度の時間を決めて作業する。

時間を超えそうで有ればどれほど作業のキリが悪くても一旦休憩を挟む。

この作業を繰り返しているのです。

作業を中断して休憩をするの??と驚いただかもいるかもしれませんが、実はこのやり方が一番人が効率良く作業を進めることができるのです。

ではなぜそのようなことが起きるのでしょう。

作業を時間で区切り進めるメリットは3つあると言われています。

  1. ウィルパワーを使い切る前に作業を終えることができるので疲れづらくなる
  2. 短い時間で区切ると時間管理ができる
  3. 作業が途中で終わってしまうことがあるので、「早く作業を再会させたい」と思うことができる。

とくに3番目は焦らし効果と呼ばれており、中断した作業に対する意欲を維持する重要な要素となっています。

まとめ

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いかかでしたか?

今回の記事で皆様に僕から伝えたかったことは下記通りです。

  • 人にはウィルパワーと呼ばれる思考すると消費される力がある
  • ウィルパワーがなくなると集中できなくなる
  • 人は長く集中できない生き物
  • ウィルパワーの使い方を訓練でマスターすれば、集中状態を長く保つことができる

皆様も僕と一緒にウィルパワーの使い方を訓練し使い方をマスターしてみたくなりましたか?

ウィルパワーに関しては今回の記事で伝えきれてない部分が沢山あります。

今回のテーマ『集中力をつけよう』は何章かに分けて投稿する予定なので次回も楽しみにしてください。

最後までお読みいただきありがとうございました。