文字列の変換

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2023/02/04
2023/02/04
dBupThOy

Javaで文字列を切出しする方法をご紹介します。

Integer.parseIntメソッド

Integer.parseIntメソッドは引数に指定した文字列をint型の数値に変換します!

Javaにおける文字列を数値に変換する方法で、1番ポピュラーな書かれ方です。

【使い方】
Integer.parseInt("対象文字列")

【戻り値】
 int型
引数の型説明
String数値に変換したい文字列

文字列型の数値を変換する場合

String str = "3939";
int num = Integer.parseInt(str);

System.out.println(num);
// コンソールの出力結果
3939

簡単に使うことができるこのメソッドですが、1点だけ使う時に注意しなければならないことがあります。

それは引数がString型の為、普通の文字列も引数うとして指定できてしまう点です。

引数として普通の文字列を指定した場合

String str = "hoge";
int num = Integer.parseInt(str);

System.out.println(num);
// コンソールの出力結果
実行した時にエラー(ランタイムエラー)

このようにエディターが教えてくれず(コンパイルエラーが発生しない)実行するまで気づくことができません。

上記例のように、変数に対して文字列そのものを代入する場合は書いているうちに気付けますが、メソッドの返り値などプロブラムから値をもらう際は注意しましょう。

使う際の注意点を考慮した対策

String str = "hoge";
try {
    int num = Integer.parseInt(str);
    System.out.println(num);
} catch (NumberFormatException e){
    System.out.println(str);
}

上記例のようにtry〜catch文で囲い、NumberFormatExceptionが発生した際の処理を用意しておくと対策をすることができます。

このメソッドを使う際は使う時点で例外に関してある程度考えておくといいですね。

toUpperCaseメソッド

toUpperCaseメソッドはアルファベットの小文字を大文字に変換することができます!

大文字で値が欲しい時に便利なメソッドです。

【使い方】
"対象文字列".toUpperCase()

【戻り値】
 String型

アルファベットを大文字にする

String str = "hoge";
String upperCase = str.toUpperCase();

System.out.println(upperCase);
// コンソールの出力結果
HOGE

このように全て大文字にすることができました!

アルファベットではなかった場合

String str = "ほげ";
String upperCase = str.toUpperCase();

System.out.println(upperCase);
// コンソールの出力結果
ほげ

このようにアルファベットでなくても、例外を吐くことなく実行することができました。

ですがアルファベット以外には効果がないようです。

toLowerCaseメソッド

toLowerCaseメソッドはアルファベットの大文字を小文字に変換することができます!

先ほどのtoUpperCaseメソッドとは逆の動きですね。

【使い方】
"対象文字列".toLowerCase()

【戻り値】
 String型

アルファベットを小文字にする

String str = "HOGE";
String lowerCase = str.toLowerCase();

System.out.println(lowerCase);
// コンソールの出力結果
hoge

このように小文字にすることができました!

アルファベットではなかった場合

String str = "ほげ";
String lowerCase = str.toLowerCase();

System.out.println(lowerCase);
// コンソールの出力結果
ほげ

toUpperCaseメソッド同様問題なく実行することができました。