デュワーズ12年
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今回はスコッチウイスキーとして有名なデュワーズでもちょっとリッチな気分を味わえる、デュワーズ12年をホワイトラベルと比較しながらご紹介します。
概要
デュワーズ12年はホワイトラベルに続くブレンデッドスコッチウイスキーです。
ブレンドされている原酒はキーモルトのアバフェルディをベースに12年以上熟成された原酒40種類をブレンディングした後、半年間アメリカンオーク樽で後熟(ダブルエイジング製法)したウイスキーです。
デュワーズの特徴や歴史に関しては、前回の記事で説明をしたのでそちらをご確認ください。
今回はスタンダードモデルホワイトラベルとデュワーズ12年の違いとバカルディ社が保有する5つの蒸溜所について、デュワーズ12年と共にご紹介します。
蒸溜所
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ではまずは蒸溜所を紹介します!!
デュワーズで使われている原酒のなかでも、デュワーズ5つの柱と言われるデュワーズにとって重要な役割を担う原酒があります。
デュワーズ5つの柱として使われている原酒は製造する為に蒸溜所を建設、もしくは買収されデュワーズを作る為に稼働しています。
なので蒸溜所で作られるウイスキーは基本デュワーズ専用になっていて、一部数量限定でシングルモルトウイスキーがリリースされています。
アバフェルディ蒸溜所
蒸溜所はスコットランド首都(エジンバラ)から100キロほど北東に位置する アバフェルディ町に1896年、アレクサンダー・デュワーによって建設されました。
ちなみにアバフェルディとはゲール語で「水の神のプール」という意味で、仕込み水には蒸溜所近くを流れる川、ピャテリー川という砂金が水に含まれる良質な水が使用されています。
- デュワーズで最も含有量が多いキーモルト
- ハチミツのような甘さが特徴
- デュワーズ創設者の息子によって建設された
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クレイゲラキ蒸溜所
1891年にホワイトホースの創業者であるピーター・マッキーと蒸留家のアレクサンダー・エドワードによって建設され、その後1998年にJohn Dewar & Sons社によって買収され現在にいたります。
ちなみにクレイゲラキとはゲール語で、「無情に突き出た大岩」という意味で、蒸溜所近くのスペイ川にある断崖絶壁を意味しているようです。
- デュワーズで2番目に含有量が多いキーモルト
- 硫黄香る独特なウイスキー
- 蒸溜所の創業者はホワイトホースを作った人達
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オルトモア蒸溜所
1897年にアレクサンダー・エドワードによって建設され、1923年以降John Dewar & Sons社に買収されました。
ちなみにオルトモアはゲール語で「大きな小川」を意味していて、蒸溜所は豊かな土壌と自然が溢れる、霧の深い湿地帯にあります。
またウイスキーづくりに必要な電気を発電していたことでも有名で、昔は水車発電をしていたようですが、現在では蒸気機関にから変わっているようです。
- デュワーズで3番目に含有量が多いキーモルト
- 森林香るフルーティーなウイスキー
- 湿地帯にあるちょっと変わった蒸溜所
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ロイヤルブラックラ蒸溜所
1812年にウイリアム・フレージャーによって建設され、1998年にバカルディ社によって買収されました。
はじめてロイヤルの称号をウィリアム4世からもらったウイスキー蒸溜所です。
ちなみにブラックラはゲール語で「アナグマ」を意味しているようで、ロイヤルはウィリアムがお気に入りだったからついたという説があります。
※名前に関する正確な由来はわかりませんでした。
- デュワーズの4番目に含有量が多いキーモルト
- リッチでフルーティーなウイスキー
- 王のためのウイスキーと呼ばれている
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マクダフ蒸溜所
1962年にマクダフ・ディスティラーズ・リミテッドという共同事業体に所属する5名のメンバーによって建設され、その後1998年にJohn Dewar & Sons社に買収されています。
ちなみにマクダフはゲール語で「ダフの息子」を意味していて、蒸溜所付近の土地を当時支配していた貴族、3代目ファイフ伯爵の息子ジェイムス・ダフからとったそうです。
- デュワーズで5番目に含有量が多いキーモルト
- ウッディーなウイスキー
- マクダフ・ディスティラーズ・リミテッドのメンバーによって作られた
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商品ステータス
飲んでみた感想
テイスティングノートに関しては全て自分の感じたことをそのまま載せています!
何事もそうですが人によって感じ方が違うのは当然のことです。
参考程度で見て頂ければと思っています!
『読者の方でこんなテイスティングノートもあるよ!』みたいなものがありましたらお問い合わせフォームにてお知らせください!
香り
ビスケットとチョコレートのような甘い香りがした後、若干レーズンも感じることができる
味
デュワーズらしいモルトの甘味を感じた後、ダークチョコのような苦味み
余韻
余韻は長くカカオのようなコクとアーモンドのような香ばしさを感じる
おすすめの飲み方
ストレート
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ストレートで飲む際はぜひ温度にこだわってほしいです。
ブラウンスピリッツは特飲む時の温度が低いと香りが閉じてしまいます。
できる限り冷やさず常温で飲むことで、デュワーズ本来の香りや味わいを楽しむことができます!
トゥワイスアップ
ストレートで飲んだ後は常温の水をウイスキーと同量入れトゥワイスアップを試してみてください!
加水されることで更に香りが開き、フルーティさが全面に出てきます。
またアルコール度数も低くなる分飲みやすくなるので、ストレートがちょっとキツく感じた方はトゥワイスアップを試してみてください。
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ウイスキー好きは試すしかないね!
ロック
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ロックは印象がガラリと変わるので、個人的にも好きな飲み方でおすすめです。
苦味やスモーキーさが香るので、チョコレートやクッキーとあいます。
特にチョコレートとのマリアージュはウイスキーボンボンのようで絶品でした。
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大人の楽しみ方ができるね!
ハイボール
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定番のスタイルなので迷ったらハイボールで飲んでみましょう!
さすが年代物ということもあり、砂糖を加えてないのに甘味を感じることができます。
ポイントとして、ハイボールは1対2ぐらいの少し濃いめで作ることをお勧めします。
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リッチなハイボールをお試しあれ!
まとめ
今回は世界的な大人気を誇るスコッチウイスキー、デュワーズ12年の紹介でした。
最後にこの記事のまとめです!
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共通するモルト感は残しつつ、熟成由来のダークチョコのコクが12年にはある。
【高コストパフォーマンス】
2000円台のウイスキーなのにハイクオリティ
【飲み方も幅がある】
ストレート、ロック、ハイボールそれぞれでデュワーズ12年の良さが引き立つので存分に楽しむことができる。
ボク自身ホワイトラベルはよく飲みますが12年ははじめて飲みました。
ホワイトラベルにはない甘味や熟成感を感じることができるボトルで、尚且つ2000円台とコスパも最強クラスなのでまたリピートしたいと思っています。
コメント
12年熟成されただけあってコクのあるモルトの香りを主体とした複雑なフレーバーを感じることができました。
甘味、苦味、酸味など長期熟成でなくては感じることのできないリッチな味わいも楽しむことができ大満足です。
ホワイトラベルと比較すると、共通するモルト感は残しながらも更にまろやかになり、熟成が進むことによって生まれたダークチョコの苦味やアーモンドのナッツ感がプラスされた印象です。
正直この価格帯でこのクラスのウイスキーを楽しめるのは感動で、大手老舗ブランドの強みを感じるボトルでした。